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インプラントの基礎知識

今回はインプラント治療で失敗しないための歯科医院・歯科医選択などの
基礎知識やインプラント関連専門用語、メリット・デメリットなどを簡単にご説明いたします。

歯科医院選び

1.インプラント治療を受ける歯科医院の体制
歯科医師だけでなく、上部構造(人工歯)を製作する技工士の豊かな専門的知識と経験、
そしてインプラントの埋め込み手術を行う担当医師は高い技術があり専門的な歯科医であるか。

→当院ではICOI(国際口腔インプラント専門医学会)認定医である院長である私が手術を施します。

2.インプラント手術をする歯科医師の経歴
材料はどのメーカーでも大差はありませんが治療する医師の情報は把握しておきたいものです。
日々学会や勉強会などに所属し、常に勉強熱心で、学会等に参加しており、新しい情報を更新し
続けていて、向上心があるドクター。講師やセミナーなどを開いているとかも参考になります。

→私(馬場)の活動記録やセミナー活動などはブログなどで常に公開しております。
勉強会や所属学会などはドクター紹介ページにて公開しておりますのでご覧ください。

3.最小限の侵襲で行なうMI外科手術を意識し、殆ど傷を付けずに手術を出来る医師かどうか。

4.歯科医師の評判や口コミ情報も参考に。

→知り合いに治療を受けられた方がいれば聞いてみることも重要です。

インプラントのメリット・デメリット

・インプラントの長所[メリット]・・・自分の歯と同じような感覚で噛むことが出来る。

1.噛む力が回復する。
2.食べ物が美味しく食べれる。
3.取り外しの必要性がなく違和感がない。
4.会話に支障が少ない
5.審美性に優れている(見た目は自分の歯と同等)
6.あごの骨がやせないと言われています。

・インプラントの短所[デメリット]・・・保険適用ではないため自費診療です。

1.手術がある
2.保険治療に適用ではないため費用がかかる
3.治療方法にもよるが治療期間がかかる
4.手術を受けれない場合もある(糖尿病などの疾患など)

インプラント関連専門用語

●歯周病を放置して歯が抜けてしまった場合:
・・・・重度歯周病の場合,進行を食い止める治療を行うために,歯周外科処置が必要です。

≪関連ワード≫
・GTR法(guided tissue regeneration)
上記歯周外科処置だけでなく歯周病によって失われた組織を再生させる治療のことです。
歯根面と骨欠損部を人工の膜(メンブレン)で被覆し,歯周組織が再生するためのスペースを確保する方法をGTR法と呼びます。
GTR法=組織誘導再生=歯周組織再生誘導法=組織再生誘導法と様々な呼ばれ方があります。


●インプラントを埋入するためには十分な骨が必要:

埋入するインプラントの高さ(最低10mm)以上の骨と、インプラントの周囲に1mm以上の骨が必要です。

≪関連ワード≫------骨の厚みが不足している場合の治療法
・GBR(骨誘導再生)法とはインプラントを埋入するための十分な土台を作るために吸収したり破壊されたりしている骨や歯周組織を再生させる方法です。


●ボーングラフト(骨移植)とは歯周病などで、骨が失われた部位に人工骨や、自分の骨を移植する、骨の再生治療。


≪関連ワード≫------顎の骨の厚みが不足している場合の治療法
サイナスリフトは上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を上顎洞から剥離して挙上し、その挙上によってできたスペースに人工骨や他部位から採取した自家骨を移植する事により上顎洞底線の位置をあげ、インプラント埋入手術に必要な骨の厚みを獲得する方法。

≪その他ワード≫
・アクセスホール・・・・・・・・インプラントの部分で歯に空いている穴。歯の部分とアバットメントをスクリューで止めるもの。
・アバットメント ・・・・・・・・インプラントの歯冠部を装着する為、歯の部分を固定する支台の部分。
・ヒーリングアバットメント・・インプラント埋入後、インプラント頭部の保護、食片圧入の防止、歯肉の形成の目的で一時的使用するもの。
・カバースクリュー・・・・・・・インプラント頭部の保護するフタ。
・欠損・・・・・・・・・・・・・・・・歯が無い部分のこと。
・リッジ・イクスパンション・・歯槽骨の幅が十分でない場合、幅を広げてインプラントを埋入させる治療法。

歯肉や骨の状態により通常の健康的な歯茎や骨が十分にある方と比べると
歯周病などを放置したままにしておくと余計に費用がかかってしまいます、
早期発見・早期予防が一番重要です。

虫歯や歯周病かなと思ったら予防という観点から毎日の歯磨きなどのケアや
専門のクリーニング、歯石をとり常に健康的なお口の状態を保つことが非常に重要です。
かかりつけの歯医者で悪い部分はじっくり治療することをおすすめします。

すでに事故や歯周病などで歯がなくなってしまっている方はインプラントという
選択肢もあるということをこの機会に知っていただければと思います。

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